定年退職後の第二の人生は「俺ん家」でスローライフ
2020/10/25
俺ん家とは・・・
父は定年退職後、札幌から車で2時間位走った所にある父の実家へ行き、
趣味で畑を作り、プチ農家を満喫しています。
父は自分の時間を自分のペースで過ごせるので、この家に居るのが大好き。
事の始まりは定年退職後、家にいる事が多くなり、
天然な母からゴチャゴチャ とやかく言われたくない父は父実家へ避難(…と推測)
父実家は元々農家をしていて今は誰も住んでいないし・・
折角畑があるのだから野菜を作ろう!と思いつき
トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ、スイカ、トマト、キュウリ、レタス、豆
大根、ニンジン等を作るようになり、父さんの畑づくりは毎年恒例になりました。
父は春先から秋の収穫までは父実家で過ごし、その間、週に1度自宅へ帰るのですが、
再び父実家へ戻る時「じゃぁ、そろそろ(父実家へ)帰る」と父が言った事から
母「帰るってwまぁ(父実家は)俺ん家には違いないけどね(笑)」ってなり
私達は父実家を‘俺ん家’と呼んでいます。
トウモロコシ&トマト
お盆でお墓参りに行ったついでに
‘俺ん家’へ様子を見に行って来ました。
野菜の出来はどんなかな~
トウモロコシもトマトも
結構、良い感じに実がついている♪
南瓜&梨の木
幾つかあったカボチャの半分位はうどん粉病とかでダメになっちゃったそうで、
今年はカボチャの収穫は少ないそう。
父実家には梨の木があり、親父さん、ちゃんと袋を作って被せていた(o^^o)
作物被害!
それから数日後、事件が・・・!
(母 携帯で撮影)
動物に食い荒された跡が・・・!
1日に5本、次の日もまた5本の計10本・・。
なにやらアライグマの仕業だとかで、
しかも縄張りの印を残して行ったとか。
畑の奥のほうには獣道が出来ていたらしく、
これからも毎日来て野菜達を食い荒しそうな予感・・(-"-;)
(母 携帯で撮影)
ってな事で、急遽アライグマ対策です!
トウモロコシを守る為に畑の周りをネットで囲いました。
その後、トウモロコシ畑のアライグマ被害は無くなったようなのですが、
他のスイカやら、トマトがちらほらと食べられている跡があったそうな・・・(-"-;)
野菜を収穫!
新鮮な野菜が届きました~♪
トウモロコシは収穫してから、どんどん鮮度が落ちていくので早速茹でる事に。
因みに品種はハニーバンタム・ピーターコーンです♪
とても甘くて美味しいトウモロコシでした
茹で方メモ
お鍋にトウモロコシを水(+塩)から入れて沸騰してから4分~5分でOK♪
カボチャは何にして食べようかな~
定年後の第二の人生*スローライフ
父の実家は昔農家で農家仕事が嫌いな父は学校卒業後直ぐに札幌へ出たそうです。
札幌で就職し、それからずっと時間に追われた仕事や生活が何十年も続き
そして定年退職を迎えたのでした。
まさかその後、自分の実家で昔嫌っていた農作業をするなんてなぁ、と父。
そして叔父、叔母の皆も「あの兄が畑仕事をするなんて」と驚いていました。
元々、超マイペースの父の性格からしてストレスなく自分のペースで進められ
趣味で出来る、こういったのが合っていたのかな。
(時々、母も畑仕事に参戦して父はお尻を叩かれながら作業していますが^^;)
収穫した野菜は友達やら親戚達に配ったりして、うちのダンナ実家(宮城)へも送ってくれて
皆さんから「お父さんの野菜はとても美味しい!」と大好評!
皆から喜ばれ感謝され、それを伝えると
父も「そうか、そうか(o^^o)」と満足気です。
旅立ち
平成31年令和が来る前に父が他界しました。
この年も雪解けが終わった後、いつものように父は自分の実家へ行き
野菜を作る為、色々準備をしていたのですが
父実家で過ごしていたところ急に倒れて、そのまま天に旅立ちました。
死因は大動脈破裂による心臓停止との事でした。
一週間前、一緒に食事した時は元気だったのに
突然「亡くなった」と聞かされ、理解が追いつかなく困惑しました。
父との思い出
- 普免取得後、私が不安な気持ちを抱えつつ実家の車を初運転する時に父が隣に乗ってくれたり、父が車を降りた後も、私が近所を一周する間、ずっと父が見守ってくれたっけ。
- 冬に車が近所でスタックし、バッテリーが上がった時に助けに来てくれたり。(普段は腰が重く動かない父なのです)
- 私が車で事故った時、変な事故目撃者から絡まれた時も父が代わりに対処してくれて、とても頼もしかった。
- オーストラリア挙式の時、新婦の私は緊張したけど、それ以上に父さんが緊張していたな。(遺品整理した時に父の財布から私夫婦の挙式の写真が出てきた)
- 夫がトウモロコシが好きだからって、畑のトウモロコシスペースを広げてくれたり、沢山の野菜を親戚やら友達に配って歩いて、皆から感謝されたね。毎年美味しい野菜をありがとう。
愛情、感謝の表現が下手で気の利いた言葉が言えなく不器用でシャイ。
それでいて、これ!と決めたら一途な父でした。
お父さん、今までありがとう。
そして、お疲れ様でした。
そういえば、横たわっている父の姿を見て
以前、不思議な夢を見た事を思い出しました。→こちら
九九の「が」