【腹腔鏡下手術】子宮全摘術+両側付属器切除*手術の説明【乳がんサバイバー】
2022/08/05
術前検査の後、夫と手術の説明を受けました。
乳がん経験のある私は現在タモキシフェンを服用していて、術後 卵巣&卵管をとる事により悪影響があるかもしれないとの事で、この日から医師の指示があるまで、タモキシフェンの服用はストップする事になりました。
目次
腹腔鏡下子宮全摘術+両側付属器(卵巣と卵管)切除+尿管ステント挿入
診断名:子宮筋腫と右卵巣腫瘍(良性)
- 腹部に4ヵ所の穴をあけ、炭酸ガスを注入し腹腔鏡手術を行う。(リンク先は私が入院する病院とは関係ありません)
- 尿管ステントは尿管にチューブを入れる事により、尿管の位置が分かりやすくなるので尿管損傷の予防になる。
挿入する際に膀胱粘膜が擦れる為、術後 排尿の際に血液が混ざる事があるが心配はない。 - 手術時間は3時間30分の予定で、状況により癒着がある場合は更に時間がかかる事も。
その際出血量が多くなると開腹手術になる可能性がある。
手術に伴う危険性
出血
- 出血量が多かったり、術前から貧血がある場合は輸血を行う場合がある。
- 術後、腹腔内や膣断端で出血が生じた場合は再手術になる場合がある。
感染
- 創部、腹腔内、膣断端に感染を生じる場合があるので、術前から感染予防に抗生剤を使用する。
周辺臓器の損傷
- 稀に骨盤内の臓器(膀胱、腸管、尿管など)を損傷する場合があり、その際は適切に処置するが、後日臓器損傷が判明した場合再手術になる場合がある。
腸閉塞
- 術後、徐々に腸の働きが回復するが、腸の働きが低下してガスが出ずに嘔吐を繰り返す(腸閉塞)場合、水分や食事を中止して点滴治療を行う。
腸閉塞の予防として術後は早期から離床が重要。
血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症)
- 手術中、長時間同じ姿勢でいるため下肢の血流が滞り、血管内に血の塊ができたり、呼吸困難や心肺停止に至る場合もあるので(発生頻度0.02%)予防の為に術中と術後、弾性ストッキングを装着する。
リスクに応じて間欠的空気圧迫方、術後に抗凝固療法を併用する場合がある。
開腹手術に変更する可能性
腹腔鏡での手術が困難だと判断された場合、開腹手術に切り替わる。
皮下気腫
- 手術中に使用する炭酸ガスが少量 腹腔内や皮下に残存し、術後 肩凝りのような症状や肋骨に痛みが出たり、首や腹部が少し膨らみ押されると痛みが出る場合がある。
通常、炭酸ガスは自然に排出されるので、術後1~2日で症状が解消されるのが一般的。
手術の説明と危険性を理解したうえで手術を受けるかの同意書ですね^^;
術後の経過(術中も?)は体質にもよるらしく、人によって症状が出たり出なかったり様々なようですし、医師にお任せするしかないです。
不安は全くのゼロでは無いですが、ネガティブに考えても どうしようもないので、なるようになるさ~ って感じです。