電話番号偽装なのか?
2024/07/31
見知らぬ人から電話が・・
この間、ダンナさんの携帯電話に見覚えの無い番号から電話がかかって来た事がありました。とりあえず電話に出るダンナさんなのですが、なんだか電話でのやりとりが変な感じ。向こうが言うには着信履歴に表示されていた携帯の番号をそのままリダイヤルしたらダンナ携帯に繋がったんだとか。
しかし、うちのダンナさんは一度もかけた事も話した事もなく、勿論ダンナ携帯の発信履歴にもその番号はない。かかって来た相手は携帯番号ではなく固定電話でした。(何処だろう…?知らない市外局番)
口座番号をおしえる!と言ってきた
え~何なんだろう?間違い電話?って思っていたら、そのかけてきた人(年配男性)が、「口座番号が分かったから教える」って言ってきた!
え゛っ!口座番号!? それって、もしかして振り込め詐欺の類!?還付金詐欺とかあるし。少額を詐欺師が振り込んで相手(ターゲット)を安心させ、その後がっぽり盗る、とか聞いた事が…。そうなると、ただ事ではありません。被害にあったら大変!
年配男性には取り合えず「自分の電話番号を悪用した振り込め詐欺とか還付金詐欺の可能性があるから充分気を付けるように」と再三注意を促して電話を切りました。
しかし、何でかけた事もない電話の着信履歴にダンナ携帯の番号が表示されるんだ?ダンナ携帯の番号が偽装された?
調べてみました。
発信者番号を偽装する振り込め詐欺
~引用~
長野県警は、着信時に表示される発信者番号を偽装して現金を要求する
いわゆる「振り込め詐欺」の未遂事件が発生したと発表した。
こうした中、ドコモやauでは、Webサイトを通してユーザーに注意を呼びかけている。
長野県警によれば、20日午後、被害者の携帯電話に自宅の電話番号を偽装表示させ、
誘拐や強盗を装って現金を要求するという「振り込め詐欺」未遂事件が起こった。
また、同様の手口で警察署の電話番号を装って電話をかけ、
事故などの示談金を要求するケースも各地で発生しているという。
ドコモやauでは、ユーザーに注意を喚起するメッセージを発表する一方、
両社ともに発信者番号を偽装することが自社ネットワーク内では不可能だとしている。
ドコモでは、現在の状況について「原因もわかっていない」とコメント。
しかし、昨年12月末から1月18日までに、
発信者番号の偽装に関するユーザーからの問い合わせを
80件受けており、こうした情報がユーザーから寄せられているという形式で
注意喚起に踏み切ったという。
auでもこれまで4件の問い合わせがあった。
なお、ドコモからドコモの携帯電話にかけた場合や、auからauの端末に発信した場合には
発信者番号を偽装できないが、他のネットワークを使った場合については、
両社ともに「現在調査中」としている。
コールバックサービスなどを利用して発信者番号を偽装したことも考えられるようだ。
ドコモやauでは、知り合いからの着信であっても、
不審に感じたなら折り返し電話をかけ直して確認したり、
最寄りの警察に相談することを勧めている。(津田 啓夢)
2005/01/21 20:07
INTERNET Watch
海外のコールバック・システムを悪用
~引用~
AllAboutの記事によると、どうやら本当に偽装できてしまうようです。
また、携帯キャリア各社も利用者に対して注意を喚起していることことから、
偽装が可能であることが確認されています。
こうした偽装は、海外のコールバック・システムを
悪用しているのではないかと考えられています。
国際電話の料金請求を代替してもらうために使うコールバック・システムに対し、
発信者の番号を偽ることで、
受信者は偽装番号を受け取ってしまう現象が確認されています。
ただし、同じ携帯電話会社どうしでは、この方法では偽装できないという情報もあります。電気通信事業者協会(TCA)では 2005 年 2 月、
「発信者電話番号偽装表示対策検討部会」を設置し、
技術/設備の両面から発信番号偽装表示への対策を検討してきました。
その成果を「発信者番号偽装表示対策ガイドライン」としてまとめ、
7 月 1 日に発表しました。
その中では、「事業者共通で行うべき対策」「事業者が個々に自主的に行うべき対策」を、
国際中継系や地域系など、事業提供形態に応じて規定しています。
TCA では、このガイドラインを下敷きに関係団体との連携を進め、
TCA の会員事業者以外での対策も推進していく方針です。
ただし、悪用を避けるためガイドライン自体は原則非公開とするそうです。
(ぱふぅ家のホームページより)
2005年位から発信者番号の偽装があったのですね…知りませんでした。お恥ずかしい。
それにしても、ダンナ携帯の番号を偽装してかけたのって、この一件だけなのだろうか。他にもダンナ携帯の番号を使われて もし被害者が出たら…。
年配男性には充分に注意するようにダンナさんが促しましたが、何か、ピンと来ていないようだったし、万が一、暗証番号を教えたり、相手(詐欺師)の口座に振り込んでしまったら…。とはいえ、再びこちらから電話をかけるのも向こう側が混乱してしまうかもしれないし。(偽装番号と同じだし、また別な電話でかけるのも何だかなぁ…)
警察に報告
色々とダンナさんと考えたあげく、間違いなら、それにこしたことは無いけれどダンナ携帯の番号を偽装されている可能性がある以上、万が一何かが起きても嫌なので、取り合えず うちは詐欺とは関係ないよ、って事とダンナ携帯へかけてきた年配男性に警察の方から再度注意を促してもらうように一応、かかってきた市外局番を調べて年配男性がお住まい地区の警察へ電話してみる事にしました(ダンナさんが電話しました)
警察の反応は(秋田県警)
「発信者番号以外の番号、かけていないのに発信者番号(ダンナ携帯の)が表示される事はありえません。おそらく、相手側が番号を間違えてかけてきたのでしょう」とな。
いやぁ、最初は私達も間違い電話だと思っていましたよ、その年配男性が「口座番号」って言うまでは。リダイヤルでかけて来てるって言っても警察は「それはありえない」の一点張り。海外でのコールバック・システムの悪用の可能性の事も警察に言ってみましたが、警察は何の事だか分かっていない感じでした。
何だかスッキリしないので一応、私らの地元、札幌の警察にもこの一件を報告しておきました。念には念を。
年々詐欺の手口も巧妙になってきていますので、お互い損害を被らない為にも未然に防ぎたいものですね。