睡眠時無呼吸症候群*簡易検査~検査入院~CPAP(シーパップ)装着
2024/01/05
Report By:Andy(ダンナさん)/ 編集:かるみあ
数か月前から何度か朝起きた時に酷い頭痛があり、どうやら寝ている時に呼吸が止まっている事があるらしいので、もしかすると、それが関連しているのでは?と思い、定期的に受診している耳鼻咽喉科の先生に相談してみる事にしました。
先生に話してみたところ、「外的(肥満度や鼻の通りなど)には特に問題はないので、自宅で出来る睡眠時無呼吸症候群の簡易検査をしてみましょう。検査結果次第では院内の睡眠時無呼吸症候群を専門に取り扱っている呼吸器内科の先生を紹介します。」と言う事になり、まずは検査を行う業者から検査キットの発送日程の電話で打ち合わせ後(受け取り後、速やかに検査を実施て送り返さなければならないらしい)簡易キットが送られてきました。
目次
簡易検査
以前に職場で従業員全員、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を各々自宅で行った事はあり、
その時の検査結果は「問題無し」だったのですが、その時のキットは鼻チュ-ブ?は付いていなく更に簡易的なものでした。
今回、自宅に届いた簡易検査キットを開封したら、上の写真のような物が入っていて実物は中々ゴツイ代物・・・
事前に写真付き取説を読み、↑こんな感じに取り付けて就寝。
翌日、検査キットを梱包して検査機関に送付し、2週間後に結果を聞きに病院へ。
簡易検査の結果
医師「外科的要因だったら手術でしたが、検査結果は軽度の無呼吸の症状があり、頭痛の症状なども出ているので、呼吸器内科を受診しましょう」と。
後日 呼吸器内科を受診し、1泊2日で検査入院する事になりました。
検査入院(ポリソムノグラフィー)
採血、レントゲン、心電図等を行い、睡眠時無呼吸の検査(ポリソムノグラフィー)を開始。ポリソムノグラフィーは終夜睡眠ポリグラフとも呼ばれ、脳波、呼吸状態動脈血酸素飽和度、体位などをトータルに測定します。
入院当日10時までに病院へ。
受付後は19時頃から検査機関の業者機材の設置取付けを行うので「暇つぶし出来るもの(本とか)を持って来た方が良いですよ!」と看護師さん。
通常なら受付後は検査前まで外出は自由だったらしいのですが、この時期(2021年)はコロナ禍で面会・外出禁止だそうで。
そこで、活躍したのが自宅にあったiPadAir、レンタルWi-FiそしてAmazonPrime。 PimeVideoの存在が暇つぶしするのに非常に役立ちました。
~検査入院の資料より
19時前に検査機関の業者さんが検査装置を取り付けにきて、後は4時間以上寝てくださいと。
頭に脳波取るのに電極を付け鼻にはチューブ、そして頭からネット被せて顔中テープでペタペタ(足にも電極付けてます)
指にO2センサーと胸と腰にベルトを付け電極センサーをまとめる機器を固定。
「あとはご自由に~」って業者さん・・これストロー無いと水も飲めない状態。寝れんし💧
消灯までPrimeVideoのお世話になりながら、就寝。
ストローは看護師さんにいただきました。
浅い眠りが続き看護師さんが循環に来る度に目が覚めます。
0時過ぎの巡回時に看護師さん「寝れないですか?眠剤持ってきますね!」と。
浅くは眠れてたんだけど、近寄って来る気配で目が覚めてしまうんだよね^^;
その後、眠剤を飲んで・・6時前に起床。ぼうっとしているけど、4時間以上は寝れたはず。
業者さんに起床後 機器等は看護師さんに外してもらう様に言われていたので看護師さんにその旨を伝え、機器の取り外し完了。
朝食後、会計出たら退院して良いとの事で、10時頃に会計が終わり検査は終了。約35,000円也。
入院中の食事
入院中は「当日昼から3回普通食が出ます」との事で3回分の食事。
昼食!
麻婆豆腐春雨入り、春巻、ほうれん草と人参とシソの和え物、玉ねぎと春雨の吸い物、春雨。
夕食!
鮭のソテーブロッコリー添え、大根と人参と枝豆のクリームシチュー、
小松菜とベーコンの和え物、フルーツポンチ。
朝食!
厚焼き玉子ほうれん草添え、切り干し大根と人参の煮物、海苔の佃煮、牛乳
退院したら、揚げ物食べたい!!
検査入院で体は健康なもので・・流石に病院食だけでは物足りませんでした💧
何か他に食べ物、持って行けばよかったな。
後日、終夜睡眠ポリグラフィー検査結果
無呼吸 | 総回数 16回 | 1時間あたり(AI) 2.2回 |
低呼吸 | 総回数 61回 | 1時間あたり(HI) 8.3回 |
無呼吸・低呼吸の総回数 | 総回数 77回 | 1時間あたり(AHI) 10.5回 |
無呼吸・低呼吸のうち一番長いもので | 107.5秒 | |
血液中酸素飽和度(SpO2)の最も低かったところは | 81% | |
覚醒反応 | 総回数 157回 | 睡眠1時間あたり 21.3回 |
睡眠中のいびき | 0.5分 | |
実際に眠っていた時間 441.5分 | 床に就いていた時間 510分 | 睡眠効率 86.6% |
重症度の目安:AHI=5~15 軽症 / AHI=15~30 中等症 / AHI=30以上 重症
結果はAHI10.5回で軽症でした。
医師「CPAPのレンタル代は月5,000円くらいと負担が大きいので経過観察でもどちらでも良いですが・・頭痛症状や日中に眠気などもある様だから取りあえずCPAPを試してみましょう!」と。CPAPの使用を推奨されました。
CPAPレンタル代は1か月約5,000円。(病院からのレンタルで健康保険が適用されます)
そして月一回、CPAPのデータ(SDカード)持参で呼吸器内科を受診する事になりました。
CPAP(持続陽圧呼吸療法)
呼吸器内科診察後、業者と機械の設置日程をきめ、
CPAPの取り扱い方法、実際の使用方法などを聞き使用開始。
電話で打ち合わせの際に機械の設置等と言われていたので、ゴツイ装置が寝室に取り付けられるのかと思っていただけに、拍子抜け!
マスクはネーザル(鼻マスク)で、本体は想像していたよりコンパクトでした。(約:幅20cm×高さ12cm×奥行13cm)
操作&お手入れ
初期の設定は業者さんがしてくれました。
- (操作)マスク装着→本体のスタートボタンを押す(ランプが付きエアー圧が表示される・埋め込まれているSDカードにデータが書き込まれる)→就寝→起床→本体のスタート/ストップボタンを押す(ランプが付き(本体の)作動時間が表示される・データー書き込みストップ)→マスクを外す。
- (お手入れ)毎日、マスクは皮脂が付くので使い終わったら拭き取る(湿った布、非アルコールのウェットティッシュなど)
- (お手入れ)週に1回、マスク、ヘッドギア、エアチューブを中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、水気を切って陰干しする。
初日、作動すると口呼吸し難くなるとの事でしたが、睡眠時に無理やり口呼吸していたらしく、ヒューヒューという結構な音(マスクから空気漏れ?)と共に翌朝は喉がカラカラ。
ちゃんとマスクが顔にフィットしていないかも・・と思い、翌日は少しヘッドギア締めて、口に医療用テープを貼って塞いでみたら改善されました。
取付けが正常ならば、ほぼ無音なので作動音で眠れないとかはありません。・・が、ズレると空気音がします。
生命保険
今回の検査入院に関して、保険内診療なので入院費も全額ではないですが保証されてます。
通院保証をもつけいるので6か月まではレンタル代が一部賄えます。
医師は「CPAPは一生もの」との事でしたが、幸い軽症ですし、
取りあえずはCPAPを使用してみて、通院保証が切れる半年間、月一の診察でのCPAPのデータを見て継続するか経過観察するか先生と相談しながら再考してみたいと思います。