【北海道胆振東部地震】地震発生(ブラックアウト)から電気復旧まで【災害に対する備え&停電時の食事】
2024/03/02
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目次
札幌での地震*私が住む地域では震度5強
札幌で生まれてこの方、ここまで大きな地震体験は初めてでした。
平成30年9月6日3時8分
寝ていた時に揺れが来て目が覚め、そして緊急地震速報(スマホ)が鳴りました。
その後 強く揺れ、これは今までに無い大きい地震だなと思い、揺れがおさまった後、
電気をつけリビングへ行くと、先にリビングへ行ったダンナが
「食器とオーブンが落ちて破片が散らばってるから、こっちに来ちゃダメ」と。
え?どういう事・・?
物が倒れたり、食器が割れたりしているのに、その音が全然耳に入って来なかったので
そんなに酷い状態だとは思っていませんでした。
うっそーー・・・オーブンのガラス部分が割れて無くなっている(。´Д⊂)
間もなく停電~水の確保、通路の確保
ショック・・・も、つかの間、停電になり、辺りは真っ暗。
スマホの明かりを照らし、懐中電灯、スリッパを出す。
ダンナさんがスマホで情報を得て、北海道で最大震度6強とな!(((;꒪ꈊ꒪;)))
当初は最大震度6強とされていましたが、後に、震度7に修正されました。
さっきの地震、揺れも大きかったし、断水するかもしれない!と思い、
湧水用のポリタンク20リットル2つと15リットル1つ、浴槽に水を入れ、水の確保。
玄関に通じる部屋の扉を全て開けっ放しにして通路確保。
寝室にはタンスがあるし、
物が倒れてこなさそうなスペースで取りあえず休む。
(何せ暗いのでヘタに動けない)
日が出て、ようやく明るくなってきてから部屋を見渡すと
家具の殆どが移動していて、食器棚の扉が開いた時に落ちたと思われる食器は割れ、
オーブンレンジの棚は倒れていて、オーブンもろとも全て床に直撃した状態。
食器棚とタンスは転倒防止用ポールで押さえていたので、倒れずにすみました。
タンスを押さえていた地震後のポールは揺れのせいで、かなり傾いた形で、
かろうじてタンスを押さえていた感じになっていました。
寝室だったし、ポールで押さえていなかったら、
寝ている私達の上に倒れてきたと思うと・・(((;꒪ꈊ꒪;)))
食器棚もポールで押さえていなかったら、食器棚は倒れて破損、食器も全滅だったな…と。
そんな揺れの中、私達には怪我がなくラッキーでした。
その後、ダンナさんは出勤時間になり、自転車で職場(中央区)へ向かったのでした。
それから数分後「信号は ほぼ機能してないよ!コンビニ、凄い長蛇になってる!」とLINEが。
ラジオからも「開店前から電気屋、スーパーの前に長蛇の列」と聞こえてきました。
うちは数か月前に備蓄食料が少量しかなかった事を思い出し
それから食料の備蓄を買い足していたのでした。何だろう…虫の知らせ?^^;
なので、慌てて買いに走る事はありませんでした。
災害に対する備え
うちで備蓄していた食料は
乾麺(うどん、蕎麦、素麺)、パスタ、パスタソース、レトルトカレー、
缶詰、飴、日持ちするお菓子、ペットボトルの水、
ドリップパックコーヒー(ギフト等で頂いたもの等)
食料は期限があるので、新しく買った物は その都度、古いものと交換し
日付の新しいものを残し、古いものは消費するようにしていました。
カレーは買ってたのに備蓄用白飯が無い事に気づく…^^;
生活必需品
- カセットコンロ、カセットボンベ
- 手回しラジオ・乾電池・懐中電灯・スリッパ
懐中電灯、スリッパは直ぐに出せる状態だったので、夜中でも困りませんでした。
ラジオは電池と手回しの切り替えタイプ。 - トイレットペーパー、ティッシュペーパー。
- ドライシャンプー
数日、洗髪できない時に。洗い流さなくて良いので便利です。 - 現金
停電中は電気系がダウンするので物を買うにも‘現金のみ’のお店が多いし、
ATMでお金はおろせないし現金を持ち合わせていなくて困った、と言う友達談。 - 灯油ストーブ
今回は使いませんでしたが、宮城に居るダンナ両親が震災の時、
灯油ストーブがあって、とても助かったと言ってました。
暖をとれるし、調理もできます。
避難用荷物を用意
余震等でその後どうなるか分からないので、
一応、避難所へ行く準備はしておきました。
数日分の着替え、数日分の食料(缶詰、お菓子、レトルト食品)飲料水、ポリタンク
簡易食器(紙orプラスチックのコップ、皿、スプーン)、割り箸、ラップ(洗い物を減らす為)
タオル、バスタオル、ティッシュ、トイレットペーパー、ウエットティッシュ、
マスク、スマホ充電器、ラジオ、常備薬、懐中電灯、電池、歯ブラシ、現金、スリッパ等
部屋の片づけ
うちは倒壊する恐れがなかったので余震に気をつけながら片付けを開始!
取りあえず壊れたオーブンは壁側(奥の方)に寄せ、
大きめの紙袋(不燃ゴミ用)に割れた破片、壊れたものを片付けました。
停電中で掃除機は使えなく、ほうき、ちりとりも無かったので
クイックルワイパーで破片の残りを一か所に集め、踏まないように新聞紙と厚紙で覆い
台所付近はスリッパを履き、スリッパに付いた破片を持ち込まない様に
台所以外はそのスリッパは履かないように区分けしてみました。
ラグに見えない破片があったら危ないのでコロコロかけたりして。
掃除機使えないのが、本当に不便(-.-)
停電時の冷蔵庫
うちではクーラーボックスに直ぐ保冷剤を入れて
冷蔵庫の中身を移してしまいましたが、後に調べてみると
急いでクーラーボックスに移さなくても大丈夫だそうです。
冷蔵庫の保冷効果は優秀で、大型クーラーボックスなんだとか(確かに^^;)
停電中は扉の開閉を控え、冷えた状態を維持する事が必要なので
開閉する場合は素早く行う。
停電して直ぐに冷凍庫で凍らせた保冷剤を冷蔵庫の棚の一番上に置くと
冷気が下へ回り保冷時間を延ばせるようです。
新たに食品を追加すると冷蔵庫内の温度が上がるので追加しないように。
停電時の食事
うちの地域は地震後でも水道、ガスが使えたのは幸いでした。
傷みそうなもの、牛乳、肉、魚介等から食べる様にして、
食中毒が怖いので食べる時は必ず火を通してから食べる様にしました。
なるべく早くに食べきる。怪しいかな?と思ったら潔く捨てる!
ガス(プロパン)は限りがあるし、いつ使えなくなるか分からないので
冷蔵庫の物を消費した後に備蓄食料は加熱調理するもの(乾麺、パスタ)から順にして
開けてすぐ食べられるもの(缶詰とか)は後回し…と計画を立ててみる。
「日の入りは18時過ぎ~」とラジオから。
暗くなってからの調理は手元が見えなくなるのが嫌だし、
早くに作って、傷むのも困るので
暗くなる少し前に夕飯は焼きソバを作り、ダンナさんが帰って来たら、
フライパンで再び温め直すだけにしておきました。
(こんな事態なので、ダンナさんはいつもより早めに家に帰ってきました)
ご飯は炊飯器が使えなくても、圧力鍋でも炊けるので、問題なし♪
メモ~白飯
- 米1合に水180cc。
①米を洗いザルで水を切る。
②圧力鍋に米と水を入れ強火にかけ圧がかかったら弱火にして5分。自然冷却。 - 米2合の場合は水360cc。圧→弱火7分
停電中の部屋の明かり
以前、懐中電灯を買いに行った時に売り切れていて
間に合わせに買っておいたLED懐中電灯とLEDランタンは100均で購入したもの。
LEDランタン。
LEDランタンはリビングの天井にぶら下げてみました。
薄暗いですが部屋全体を照らしてくれます。
もう一つのLED懐中電灯は持ち歩き用。
ランタンと懐中電灯もう1~2個あってもよかったな^^;
そういや、ラジオで「星空が綺麗ですよ~」って言ってたっけ。
車でスマホの充電がてら、星も見てみようかと外へ出ました。
辺りは全く明かりが無く、真っ暗闇とは こういう事を言うのかと。
そのせいか星が本当に綺麗で、しばらく星空を眺めてました。
この日は朝から救急車と消防車のサイレンが鳴りっぱなしで不安な気持ちもありましたが
星空には癒されました♪(´ー`*)。・:*:・
ラジオで電気復旧まで1週間位はかかると…。
長期の停電が予想されると言う事なのでブレーカーは落としておくことに。
夜9時くらいに道路を挟んで東側の街灯が点き始めました。
「復旧した?」と思い、我が家の電気を確かめてみますが点きませーん。
電気復旧が待ち遠しい・・
2日目
ラジオを聞いていると、各地区の情報で、ちらほらと「電気復旧しました~!」の声が。
うちもブレーカーを上げて確かめてみますが、まだ復旧はしていません。
そんな最中、母から電話が・・実家は昨晩のうちに電気が復旧したらしい(同じ区内)
うちはまだだよ~(。´Д⊂)
さすがに、お風呂に入りたくてたまりません。
実家へ行こうにも信号もまだ所々点いていない場所があるし、
大きい道路を横切らなければならないし、車で向かうにはちょっと不安。
夕方~夜になると、近所で ちらほらと電気が点き始めるのですが、
うちはまだ。羨ましそうに他の家の電気の明かりを眺める・・。
20時30頃、電気復旧!ヾ(〃^∇^)ノ 取りあえずは一安心。
とは言え、まだ余震も続いているし、油断はできない状態。
節電しながら様子見な感じです。
地震ハザードマップ|国土交通省 ハザードマップポータルサイト
地震防災マップ(札幌市)
9月10日*東15丁目屯田通の状態
ダンナさんが自転車で東15丁目屯田通を走行中に撮影。
Report By:Andy(ダンナさん)
場所的には東15丁目通にそって、
百合が原から環状通まで断続的に道路の陥没状態が続いており
今回の地震の大きさの一部を物語っています。
写真では分かり難いのですが、1mくらい落ちている場所もあります。
北海道はこれから冬になって路面凍結も日常茶飯事になっていきますが、
道路の中央に傾斜が築かれたままだと滑って中央に寄って行ってしまい
大きな事故につながる可能性が懸念されます。
この問題が解消されるのを切に願うばかりです。
この地震で つくづく思った事
- 家具転倒防止のポールを付けていて本当に良かった~。
このポールは宮城県で暮らしていた時(東日本大震災前に)使っていたポールで
宮城で暮らしていた地域より、札幌の今居る地域のほうが地盤が弱かったので
心配で家具を押さえていたのでした。
これのお陰で被害が少なかったし、怪我をしないですみました。
オーブンレンジの棚は天井との高さが合わず、付けられませんでしたが、
またこの様な事が起こらないとは限らないので、対策を考えなければ(-"-) - 備蓄していて良かった~。
地震後、慌てて買いに走る事はなく、
気持ち的にだいぶ余裕があったと思います。
今まで当たり前に使っていた電気、ガス、水道の有難さを改めて痛感しました。
土砂災害、道路陥没、液状化等、断水、避難されている方もいるので
一刻も早い復旧、復興を願うばかりです。
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【地震対策】後日、開き扉用の耐震ロックを購入しました。
内側に取り付けるので、外側からロックが見えないタイプです。
うちは食器棚に付けたのですが、取り付け部分に段差があった為、
天板に木材を取り付け、ロックを装着!
震度5弱の揺れでロックされ、扉が開かなくなり、
揺れがおさまるとロックが解除される様です。
追記
翌年2月21日に再び震度5くらいの地震がありましたが、
ロックがかかったのか、食器棚の扉は開きませんでした。
スマホ充電ができる防災懐中電灯ラジオも新たに購入。
2018年9月の地震当日、手回しラジオはあったのですが、
乾電池の切り替えが壊れていたので、後日 新たに購入しました。
それとスマホの充電が車でしかできなかったので、
スマホ充電機能も付いているのを探し、見つけたのがコレ!
防災懐中電灯ラジオ 防災ソーラーラジオ 手回しラジオ 乾電池充電USB充電2000mAH付きラジオ携帯充電器iPhone Android 全スマホ充電対応可能 SOS防災グッズ 地震 震災 津波 台風 停電緊急対策【RunningSnail】
サイズ:157×74×53mm 重量:310g
防水レベル:IPX-3 防雨形
注意:大雨、水没禁止
バッテリー:18650リチウム電池
防災ラジオ本体、USBケーブル、Android-iphone交換アダプター、等
AM/FMラジオ、乾電池とリチウム電池の切り替え
乾電池(スイッチ:AAA)は単4電池3本が必要です。(付属はしていません)
充電はUSBコンセント、モバイルバッテリー、パソコン、
カーチャージャーを通して充電が可能。充電時間は約4.5時間
入力端子とUSB充電出力端子
手回し充電は時計回り、反時計回りでもOK。
毎分130~150回のスピードで。充電時間は約7時間
ソーラー充電する事ができます。
太陽の光の下に置き充電開始!
完全充電は日射し次第です^^;
SOSアラームと📻ラジオ充電の切り替えスイッチ。
LED懐中電灯と読書ライト
詳しくは商品説明を
KTB-50 アイリスオーヤマ 家具転倒防止伸縮棒ML(ホワイト) [KTB50]